オフィシャルブログ

業務日報の書き方が分からない|1万文字の操作ログを提出した8年ニート

 

株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。

8年間のニート生活を終え、会社員になりました。

現場では戦力外。

営業でも戦力外。

現在は、会社のホームページでブログを書いています。

入社して間もないころ、事務主任のきーたさんから言われました。

「今日から日報書いてな。簡潔でええで」

僕は「簡潔」の意味を知っています。

短く、分かりやすくまとめることです。

知っていることと、できることは別です。

完成した業務日報は、1万482文字になりました。

初めての業務日報

日報を書くのは初めてでした。

そもそも、毎日決まった時間に起きて、会社で仕事をすることも久しぶりです。

僕には、会社で起きることのほとんどが新しく見えました。

パソコンを起動する。

メールを確認する。

先輩から連絡が来る。

電話が鳴る。

仕事を教えてもらう。

会社員にとっては普通の一日です。

8年間ニートだった僕にとっては、情報量の多い一日でした。

どれを日報へ書けばよいのか分かりません。

分からないので、全部書くことにしました。

パソコンを起動したところから記録した

僕の日報は、次のように始まりました。

9時00分 パソコンを起動
9時01分 パスワードを間違える
9時02分 もう一度入力
9時03分 Caps Lockに気づく

パスワードを間違えたことまで、正直に記録しました。

僕としては、正確な業務報告です。

パスワードを入力できなければ仕事を始められません。

つまり、パスワード入力も仕事の一部だと考えました。

そのあとも、一つずつ記録します。

メールを開いた時間。

資料を探した時間。

ファイル名を間違えた時間。

保存場所が分からなくなった時間。

保存したファイルをもう一度探した時間。

書くことは、いくらでもありました。

仕事が多かったわけではありません。

迷った回数が多かっただけです。

日報が1万482文字になった

一日の終わりに日報を読み返しました。

長いです。

スクロールしても、なかなか最後まで届きません。

しかし、初めての日報なので、どこを削ればよいのか判断できませんでした。

パスワードを間違えたことを消したら、9時01分の記録がなくなります。

9時01分にも、僕は会社にいました。

会社にいた証拠として残すべきだと思いました。

文章を追加し、状況をさらに詳しく説明しました。

結果、1万482文字です。

短い記事一本分くらいあります。

僕は業務日報を書くよう言われました。

一日のドキュメンタリーを作るようには言われていません。

きーたさんから連絡が来た

日報を提出すると、リモート勤務のきーたさんから連絡が来ました。

きーたさんは事務主任で、僕の先輩です。

関西弁でよく話し、分からないことがあると気を使って声をかけてくれます。

リモート勤務なので、直接会ったことはありません。

画面に映る顔は、いつも大きな「?」マークです。

今回、その「?」マークの横には、怒りの四つ角マークが出ていました。

「これ、日報やなくて操作ログやで」

正しい指摘です。

僕が提出したものは、仕事の結果をまとめた日報ではありません。

パソコンの前で起きたことを、一分単位で記録した操作ログです。

僕は説明しました。

「どこまでが仕事か、まだ分からなくて……」

きーたさんは答えました。

「とりあえずパスワードの話はいらん!」

初めての日報で、最初に削る項目が決まりました。

業務日報とは何を書くものか

業務日報は、その日の仕事内容、進捗、結果、課題などを共有するための報告です。

会社や職種によって書式や目的は異なりますが、一般的には次のような内容をまとめます。

その日に行った主な業務
業務の進捗や完了した内容
発生した問題や確認が必要なこと
翌日以降に対応すること
気づきや改善したいこと

一日の出来事をすべて記録する必要はありません。

読む人が状況を把握し、次の判断をできる情報を選びます。

僕の日報には、パソコンを起動した時刻がありました。

しかし、何の仕事をどこまで進めたかは、1万文字の中へ埋もれていました。

情報が多いだけでは、分かりやすい報告になりません。

日報と日記の違い

日記は、その日に起きた出来事や自分の気持ちを自由に残せます。

業務日報は、仕事に関係する情報を相手へ伝えるために書きます。

たとえば、次の文章は日記に近い内容です。

朝から緊張していた。パスワードを間違えて焦った。昼ごはんのあと眠くなったが、なんとか頑張った。

気持ちは伝わります。

しかし、どの業務を行い、何が終わったのかは分かりません。

業務日報なら、次のようにまとめます。

施工事例の記事構成を作成。見出し案まで完了しました。写真が不足しているため、明日たーなさんへ確認します。

実施したこと、現在の状態、次の対応が分かります。

僕の感情を1万文字書くより、仕事の状況を三行で書くほうが日報として役立ちます。

少し寂しいです。

業務日報を簡潔に書く基本の型

書き方に迷ったときは、項目を決めるとまとめやすくなります。

たとえば、次の四つです。

1.本日の業務

その日に取り組んだ主な仕事を書きます。

細かいパソコン操作ではなく、業務の単位でまとめます。

・会社ブログの記事構成作成
・施工写真の整理
・お問い合わせ内容の確認

2.進捗・結果

どこまで終わったか、どのような結果になったかを書きます。

記事本文の初稿まで完成。施工写真は10枚中7枚を整理しました。

「作業しました」だけでなく、完了した範囲が分かると伝わりやすくなります。

3.課題・確認事項

作業が止まっている理由や、判断してほしいことを書きます。

アフター写真が不足しているため、掲載する写真について確認をお願いします。

困っていることを隠すと、翌日も同じ場所で止まる可能性があります。

僕は困った過程を全部書きました。

必要なのは、現在どこで止まっているかでした。

4.明日の予定

次に取り組む内容を書きます。

写真確認後、記事へ画像を追加して公開準備を進めます。

翌日の行動まで書くと、仕事のつながりが見えやすくなります。

新人の日報は「結果・課題・次」を意識する

新人のうちは、どの作業が重要なのか判断しにくいことがあります。

その場合は、「結果・課題・次」の三つを意識すると整理しやすくなります。

結果:今日は何ができたか
課題:何ができなかったか、何に困っているか
次:明日は何をするか

たとえば、次のように書けます。

本日は会社ブログの記事案を3件作成しました。1件は構成まで完成しています。工事内容について確認が必要なため、明日たーなさんへ質問し、本文作成を進めます。

これなら、読む人は進捗をすぐに把握できます。

僕のパスワードが何回目で通ったかは分かりません。

分からなくても、業務には影響しません。

日報が長くなるときの見直し方

日報を書き終えたあと、次の点を確認します。

同じ内容を繰り返していないか
時系列を細かく書きすぎていないか
個人的な感想だけになっていないか
業務の結果が最初に分かるか
読む人に判断してほしいことが明確か
明日行うことが書かれているか

長い文章が悪いわけではありません。

問題や経緯を詳しく共有する必要がある場合もあります。

ただし、詳しい説明が必要なら、日報では要点をまとめ、別の資料やチャットへ詳細を書く方法もあります。

日報を開いた瞬間、スクロールバーが見えなくなるほど長い場合は、一度整理したほうがよさそうです。

僕の日報は、スクロールバーにも諦められていました。

「書くことがない」ときは小さな進捗を見る

日によっては、大きな成果が出ないこともあります。

その場合も、何を確認し、どこまで進み、何が次の課題になったかを整理します。

施工事例の記事に必要な情報を確認し、不足項目を一覧にしました。写真と工事期間が未確認のため、明日担当者へ確認します。

公開や完成まで届いていなくても、確認したことや次の行動があります。

「何もしていない」と考えて、パスワード入力を成果に加える必要はありません。

小さな進捗を、業務の目的と結びつけて書きます。

会社ごとの書き方を確認する

業務日報には、すべての会社で共通する一つの正解があるわけではありません。

決まった書式がある会社もあります。

チャットへ短く書く会社もあります。

作業時間を記録する必要がある職種もあります。

初めて書くときは、次の点を先輩へ確認すると安心です。

使用する書式や提出場所
提出する時間
必須の項目
文章量の目安
過去の日報や記入例
詳細を別に共有する場合の方法

僕も、きーたさんへ最初に「簡潔とは何文字ですか」と聞けばよかったと思います。

ただし、1万文字でないことだけは、聞かなくても分かるはずでした。

日報は読む人のために書く

僕は、自分が一日働いた証拠を残そうとしていました。

そのため、起きたことをすべて記録しました。

しかし、業務日報は自分だけの記録ではありません。

上司や先輩が進捗を確認する。

問題があれば対応を考える。

次の仕事を調整する。

必要な情報を共有するための文章です。

読む人が短い時間で内容を理解できるよう、情報を選びます。

書く側が一時間かけた日報を、読む側も一時間かけて読む必要はありません。

きーたさんは、僕の日報を開いた瞬間に言いました。

「これ、日報やなくて操作ログやで」

内容を全部読まなくても、長さだけで伝わることがあります。

株式会社ツヤヤカについて

株式会社ツヤヤカでは、住宅、賃貸物件、店舗、事務所などのリフォーム、リノベーション、原状回復工事をご相談いただけます。

クロスの張替え
CFやフロアタイルなどの床施工
設備の交換・修理
大工工事、建具補修
退去後の原状回復工事

主に室内の工事を中心に、住まいや建物のお困りごとへ対応しています。

壁、床、天井、建具、設備などで気になる場所がありましたら、お気軽にご相談ください。

見積もりは無料です。

お問い合わせは、1万文字でなくても大丈夫です。