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株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
8年間のニート生活を終え、社会人になりました。
履歴書と職務経歴書を忘れて面接へ行き、なぜか採用されました。
室内工事の現場へ出ましたが、戦力外になりました。
営業へ移りましたが、やはり戦力外になりました。
現在は、会社ホームページのブログを担当しています。
そんな僕にも、ついに名刺ができました。
自分の名前が会社の名刺に印刷された
ある日、営業部のあーまさんが、できたばかりの名刺を持ってきてくれました。
「とこじゅんさん、名刺できました!」
自分の名前。
会社の名前。
連絡先。
小さな紙の中へ、社会人に必要そうな情報が並んでいます。
僕が8年間家にいる間、自分の名前が印刷されたものといえば、通販の荷物くらいでした。
今は会社の名刺に印刷されています。
少しだけ、自分が社会の一部になった気がしました。
あーまさんは名刺を持つ前から褒めてくれる
あーまさんは、常に人を褒めてくれます。
叱ることは、ほとんどありません。
息をしていても褒めてくれます。
今回も名刺を差し出しながら言いました。
「名前が印刷されてる!持ててえらい!」
まだ受け取っていません。
これから持つところです。
しかし、あーまさんの中では、すでに僕が名刺を立派に使いこなしたことになっています。
期待の進み方が速すぎます。
僕は手だけを前へ出しました。
それでも褒められました。
初めての名刺交換を一人で練習する
名刺を受け取ったからには、交換できなければいけません。
会社員らしく名乗り、相手へ失礼のないように渡す必要があります。
僕は誰もいない机で練習しました。
名刺を両手で持ちます。
相手がいるつもりで正面を見ます。
「株式会社ツヤヤカの、とこじゅんと申します」
そして、丁寧にお辞儀をしました。
丁寧すぎました。
机へ頭をぶつけました。
名刺交換には、気持ちの深さと頭を下げる深さが同じである必要はないようです。
初めて会うお客様と名刺交換
練習のあと、実際にお客様と名刺交換をする機会がありました。
名刺入れを用意します。
名刺の向きを確認します。
名前と会社名が相手から読めるように持ちます。
練習どおりに名乗りました。
机にはぶつかりませんでした。
名刺も落としませんでした。
相手の名刺も両手で受け取りました。
僕としては、ほぼ満点です。
名刺交換は無事に終わりました。
その直後、お客様から質問されました。
「とこじゅんさんは、何のご担当ですか?」
僕は何の担当なのか
簡単な質問です。
普通なら、営業、施工、事務など、自分の担当を答えます。
しかし、僕には少し難しい質問でした。
現場へ行きました。
戦力外になりました。
営業へ行きました。
戦力外になりました。
現在はブログを書いています。
ブログ担当と言えばよいはずです。
ただ、担当になった翌日にはネタがなくなりました。
自信を持って名乗ってよいのか分かりません。
僕は固まりました。
しゃちょーとたーなさんも後ろで悩んでいた
助けを求めて後ろを見ました。
しゃちょーが顎へ手を当てています。
施工部長のたーなさんは、腕を組んでいます。
二人とも真剣に考えています。
僕だけが自分の担当を分かっていないのではありませんでした。
会社も分かっていません。
少し安心しました。
同時に、かなり不安になりました。
しゃちょーは、困っている人がいるとつい雇ってしまう人です。
僕を採用してから、何を担当させるか考えているようでした。
たーなさんは現場で僕を見ています。
簡単に施工担当とは言えない事情を、一番よく知っています。
「それを今、会社全体で探しています」
お客様は答えを待っています。
僕は笑顔を作りました。
「それを今、会社全体で探しています」
正直な回答です。
正直すぎる回答でもあります。
名刺には、会社名と僕の名前がきれいに印刷されています。
見た目だけなら、立派な社会人です。
中身の担当業務は、まだ検索中です。
名刺だけが先に社会人になりました。
初めて名刺交換するときの基本
初めての名刺交換は緊張します。
会社や場面によって細かな方法は異なりますが、まずは次の基本を意識すると落ち着いて対応できます。
名刺はすぐ出せる場所へ用意する
相手の前でかばんやポケットを長く探さなくて済むように、名刺入れを取り出しやすい場所へ準備します。
名刺の枚数も事前に確認します。
僕は履歴書を忘れて面接へ行った実績があります。
名刺については、特に確認が必要です。
相手から読める向きで渡す
自分の名刺を、相手から文字が読める向きにします。
会社名と名前を伝えながら、両手で丁寧に差し出します。
名刺の文字やロゴへ指が重ならないように持つと見やすくなります。
相手の名刺も丁寧に受け取る
「頂戴いたします」など一言添え、基本的には両手で受け取ります。
受け取ったら、相手の名前や会社名を確認します。
読めない名前を勝手に判断せず、その場で丁寧に確認したほうが安心です。
受け取った名刺をすぐしまわない
着席して話す場合は、受け取った名刺を名刺入れの上などへ置き、相手の名前を確認できるようにします。
複数人と交換した場合は、座っている順に並べると名前を覚えやすくなります。
ただし、置き方やしまうタイミングは場面に合わせます。
お辞儀は机にぶつからない範囲で行う
丁寧さは必要です。
勢いは必要ありません。
名刺交換は頭突きの競技ではありません。
名刺交換で失敗しても、それだけで終わりではない
名刺の向きを間違える。
名乗る順番を忘れる。
緊張して言葉が出ない。
初めてなら、失敗することもあります。
間違えたことへ気づいたら、落ち着いておわびし、やり直せばよい場面もあります。
形式だけに意識を向けすぎると、相手の話を聞けなくなります。
名刺交換の目的は、紙を完璧に移動させることではありません。
相手に自分を知ってもらい、これから話をするための最初のあいさつです。
僕の場合、その紙に書かれていない部分が多すぎました。
それでも、名前だけは覚えていただけたと思います。
名刺に肩書きがなくても仕事は探せる
会社へ入った時点で、自分に合う仕事が完全に分かっている人ばかりではありません。
やってみて得意なことが見つかる場合もあります。
苦手なことが分かる場合もあります。
僕は現場へ出て、施工が得意ではないことを知りました。
営業へ出て、人と話すことも得意ではないと知りました。
ブログを書き始め、自分の失敗なら文章にできると知りました。
できなかった経験も、次の担当を探す材料になります。
会社全体で探している途中でも、何もしていないわけではありません。
名刺の中身へ追いつくため、今日もブログを書いています。
8年ニートにとって名刺は社会との接点だった
ニート生活をしていた頃、自分から初対面の人へ名前を伝える機会はほとんどありませんでした。
名刺も必要ありません。
所属する会社もありません。
担当を聞かれることもありません。
社会人になると、名前を名乗る場面が増えます。
会社の一員として相手の前へ立ちます。
自分が何をする人なのか、説明する必要もあります。
僕は、まだうまく説明できません。
それでも、自分の名前が入った名刺を渡せるようになりました。
名刺だけが先に社会人になったとしても、僕も少しずつ追いつけばよいと思います。
株式会社ツヤヤカについて
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気になる場所がありましたら、お気軽にご相談ください。
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担当者は、ご相談内容に合わせて会社で探します。
僕の担当よりは早く決まると思います。
今日のとこじゅん
それを今、会社全体で探しています。
名刺へ会社名と名前が入ったことで、社会人らしい外見は整いました。
あとは、中身が追いつくだけです。
名刺だけが先に社会人になりました。

株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
8年間のニート生活を終え、社会人になりました。
履歴書と職務経歴書を忘れて面接へ行きましたが、なぜか採用されました。
室内工事の現場へ出ましたが、戦力外になりました。
営業へ移りましたが、やはり戦力外になりました。
現在は、会社ホームページのブログを担当しています。
そんな僕にも、ついに初任給が振り込まれました。
働いたら、本当にお金がもらえた
スマートフォンで銀行口座を確認すると、見慣れない金額が入金されていました。
給料です。
働くと、お金がもらえる。
知識としては知っていました。
しかし、実際に自分の口座へ振り込まれると話が違います。
会社へ行った日。
ブログを書いた日。
何をすればよいか分からず、パソコンの前で固まっていた日。
それらが数字になっていました。
僕は少し感動しました。
8年間、収入らしい収入がなかった人間にとって、初任給は社会と自分がつながった証拠のように見えました。
初任給の金額と手取りは同じではない
喜びながら給与明細を開きました。
最初に目へ入ったのは「支給」の欄です。
これが僕の給料。
働いた結果。
僕の新しい人生。
しばらく眺めたあと、その下に別の欄があることへ気づきました。
「控除」
健康保険。
厚生年金。
雇用保険。
ほかにも、給与や働き方によって税金などが記載されることがあります。
支給額から控除額を差し引き、実際に受け取る金額が手取りです。
僕は支給額だけを自分の給料だと思っていました。
初任給には、続きがありました。
知らない人たちが給料を持っていっている
給与明細を初めて見た僕には、控除欄に並ぶ名前が知らない人たちのように見えました。
健康保険さん。
厚生年金さん。
雇用保険さん。
全員、僕の給料へ同時に手を伸ばしています。
「待って。知らない人たちが俺の給料を持っていってる」
もちろん、本当に知らない人へ渡しているわけではありません。
病気やけが、老後、失業などに備える制度のために納めるお金です。
しかし、初めて給与明細を見た瞬間の僕に、そこまで考える余裕はありませんでした。
社会復帰した瞬間、国に見つかったと思いました。
給料から引かれる主なもの
給与から何が引かれるかは、雇用条件、年齢、収入、加入している制度、住んでいる地域などによって異なります。
ここでは、給与明細で見かけることが多い項目を簡単に紹介します。
健康保険料
病院へ行ったときの医療費負担を抑えたり、病気やけがで働けない場合の給付などを支えたりするための保険料です。
毎月引かれると大きく見えますが、体調を崩したときに生活を支える仕組みの一つです。
僕は長く横になっていたため、腰には少し自信がありません。
厚生年金保険料
会社員などが加入する公的年金の保険料です。
老後だけでなく、一定の障害が残った場合や、加入者が亡くなった場合の保障にも関係します。
未来の自分を支えるお金と言われても、初任給を受け取ったばかりの僕には、未来がかなり遠く感じられました。
雇用保険料
失業した場合の給付や、働き続けるための支援などに使われる保険料です。
会社で働き始めたばかりなのに、働けなくなった場合の備えも始まっています。
社会は先のことまで考えています。
僕は明日のブログネタも決まっていません。
所得税
給与などの所得にかかる税金です。
会社が毎月の給与から一定額を預かり、年末調整などで一年分を精算するのが一般的です。
初任給の時期や金額、扶養状況などによって、実際の記載や金額は変わります。
住民税
前年の所得をもとに計算される税金です。
そのため、前年に所得がなかった新入社員などは、入社直後の給与から住民税が引かれない場合もあります。
あとから始まる可能性があると知りました。
まだ見つかっていないだけでした。
## 給与明細で確認したい三つの場所
給与明細を受け取ったら、金額だけでなく次の三つを確認します。
1.勤怠
出勤日数、欠勤日数、残業時間、有給休暇などの記録です。
自分が働いた実績と合っているかを確認します。
僕の場合、会社へ来たことを確認してもらうところから始まります。
2.支給
基本給、残業代、各種手当など、会社から支払われる金額です。
何に対していくら支給されたのかを確認します。
3.控除
社会保険料や税金など、支給額から差し引かれる金額です。
支給合計から控除合計を引いたものが、差引支給額、いわゆる手取りになります。
分からない項目があれば、明細を発行した会社の担当者へ確認することが大切です。
知らない人たちだと思い込む前に聞きましょう。
初任給は金額以上にうれしかった
控除欄を見たときは驚きました。
それでも、初任給がうれしいことに変わりはありません。
自分で働いて受け取ったお金です。
現場で役に立てなかった日もありました。
営業で何も話せなかった日もありました。
ブログのネタがなくなった日もありました。
それでも会社へ行き、自分にできる仕事を探しました。
初任給は、完璧に働けた人だけが受け取るものではありません。
失敗しながらでも、一か月を働いた証拠です。
8年ニートだった僕にとって、金額以上に大きな意味がありました。
初任給の使い道を考える
初任給を受け取ったら、何に使うかを考えます。
家族へ何か贈る
欲しかったものを買う
おいしいものを食べる
生活費に充てる
少し貯金する
どれも立派な使い道です。
僕はまず、給与明細をもう一度見ました。
見るたびに手取りが増えるのではないかと思ったからです。
増えませんでした。
そのあと、お菓子を買いました。
社会復帰後、初めて自分の給料で買ったポテトチップスです。
味はいつもと同じでした。
ニート時代は収入ゼロ、今は天引き
ニート時代は、給料から何かを引かれる経験がありませんでした。
そもそも、引かれる給料がありません。
今は違います。
働いたお金が入り、必要なものが引かれ、残ったお金で生活します。
数字だけを見ると、減ったように感じます。
しかし、給料明細に控除欄があることも、会社員として制度へ参加した証拠なのかもしれません。
ニート時代は収入ゼロ。
今は天引き。
少なくとも、引かれるところまでは社会復帰できました。
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僕の給料から引かれた金額については直せませんが、床や壁なら会社のみんながきれいにしてくれます。
今日のとこじゅん
社会復帰した瞬間、国に見つかった。
初任給は、働いた喜びと手取りの現実を同時に教えてくれました。
ニート時代は収入ゼロ。
今は天引きです。
※漫画内の給与額や控除額は演出上の例です。実際の控除項目や金額は、雇用条件、収入、年齢、加入制度などによって異なります。

株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
8年間のニート生活を終え、社会人になりました。
現場から戦力外になりました。
営業からも戦力外になりました。
現在は、ホームページのブログを担当しています。
そんな僕にも、休日がやってきました。
「明日は休み」と言われた
金曜日の夕方。
リモート勤務の事務主任、きーたさんに言われました。
「とこじゅん、明日は休みやで」
休み。
久しぶりに聞いた言葉ではありません。
むしろ、8年間ずっと休みに近い生活をしていました。
しかし、今回は意味が違います。
働いたあとに与えられる、正式な休みです。
僕は少し感動しました。
働いた人だけが入れる「正規の休み」
会社から帰る道で考えました。
これは、働いた人だけが入れる正規の休日です。
土曜日に何もしなくても怒られません。
昼まで寝ても問題ありません。
ゲームをしても、動画を見ても、仕事を休んだことにはなりません。
会社が最初から休みだと決めています。
長いニート生活では、曜日に関係なく家にいました。
何もしない時間はたくさんありました。
それでも、「今日は休んでよい日だ」と誰かに認められたことはありません。
社会人の休日には、許可があります。
土曜日は昼寝、ゲーム、動画
土曜日。
まず、昼まで寝ました。
目覚まし時計は鳴りました。
止めました。
二度寝しました。
昼頃に起きて、ゲームをしました。
少し疲れたので、動画を見ました。
お菓子を食べました。
布団へ戻りました。
懐かしい感じがします。
体が、よく覚えています。
8年間続けた生活です。
休日初心者ですが、過ごし方だけはベテランでした。
8年前と、やっていることが同じだった
昼寝。
ゲーム。
動画。
お菓子。
布団。
夕方になり、僕は気づきました。
8年前と、やっていることが同じです。
社会復帰したはずなのに、土曜日の姿だけを見ると何も変わっていません。
違うのは、翌日に仕事があるかもしれないことです。
そして、休んでいることに理由があることです。
ニート時代は日常、今は福利厚生
同じように一日を過ごしても、立場が変わると意味が変わります。
ニート時代は日常でした。
今は福利厚生です。
働く日があるから、休む日ができます。
平日があるから、土曜日を待つことができます。
何もしない時間が、仕事から回復するための時間になります。
僕の行動は変わっていません。
休日の価値だけが上がりました。
休日に何もしないのは悪いことなのか
社会人になると、休日を有効に使わなければいけないような気がします。
早起きをする
外出する
運動する
勉強する
趣味を充実させる
家事をまとめて終わらせる
翌週の準備をする
どれも立派な過ごし方です。
しかし、毎回すべてを行う必要はありません。
仕事で疲れているなら、寝ることも必要です。
何も考えずにゲームや動画を楽しむことも、気持ちを切り替える時間になります。
予定を入れない休日も、予定の一つです。
僕の場合、予定を入れない技術だけは十分にあります。
休みの日に寝て終わると罪悪感がある
夕方まで寝てしまうと、「休日を無駄にした」と感じることがあります。
起きたときには外が暗い。
何も達成していない。
明日の仕事は近づいている。
少し焦ります。
ただ、疲れが取れたなら、休むという目的は達成しています。
休日は成果を提出する日ではありません。
誰かに評価される必要もありません。
会社で役に立っていない僕が言うと、説得力に別の問題が生まれます。
それでも、休むことは必要です。
社会復帰すると、休日にも区切りができる
ニート生活をしていた頃は、平日と休日の違いがあまりありませんでした。
月曜日も家にいます。
土曜日も家にいます。
祝日も家にいます。
曜日はテレビ番組とゴミ収集日で確認していました。
働き始めると、一週間に区切りができます。
仕事へ行く日。
仕事から帰る時間。
休んでよい日。
次の週を迎える日。
区切りがあることで、生活の時間が少し見えるようになりました。
休日がうれしいということは、平日に働いたということです。
これは僕にとって、小さな社会復帰の証明でした。
休日におすすめしたい最低限のこと
何もしない休日でも、最低限これだけ行うと翌日が少し楽になります。
食事を取る
お菓子だけで一日を終えないようにします。
僕はポテトチップスを食事に含めようとしました。
含まれないそうです。
水分を取る
寝ている時間が長くても、水分は必要です。
ゲームの区切りで飲むようにします。
風呂へ入る
日曜日の夜に慌てなくて済みます。
入浴まで先延ばしにすると、休日の最後に仕事が増えます。
翌日の予定だけ確認する
出勤時間や持ち物だけを確認します。
履歴書を忘れて面接へ行った人間には、特に必要な作業です。
休むために働くのか、働くために休むのか
働くためには、休む必要があります。
休みを楽しむためには、働く日も必要なのかもしれません。
どちらが先かは分かりません。
少なくとも、8年間ずっと休みに近い生活をしていた頃より、土曜日を楽しみにできるようになりました。
同じゲームです。
同じ動画です。
同じ布団です。
しかし、金曜日の仕事を終えてから入る布団には、少し達成感があります。
たぶん気のせいです。
気のせいでも、眠れれば問題ありません。
株式会社ツヤヤカについて
株式会社ツヤヤカでは、住宅、賃貸物件、店舗、事務所などのリフォーム、リノベーション、原状回復工事をご相談いただけます。
クロス張替え
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大工工事、建具補修
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家や部屋のことで気になる場所がありましたら、お気軽にご相談ください。
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休日にゆっくり過ごせる部屋を整える工事も、ご相談いただけます。
僕は、その部屋で休む方法なら少し分かります。
今日のとこじゅん
ニート時代は日常。今は福利厚生。
やっていることは同じでも、休みの意味は変わりました。
社会復帰は、休日のありがたさから始まることもあるようです。


株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
入社1か月目で現場から戦力外通告。
入社2か月目で営業からも戦力外通告。
そして今、ホームページのブログを担当することになりました。
役職は「ブログ担当大臣」です。
自分で名乗っています。
会社から正式に与えられた役職ではありません。
現場と営業を越え、ブログ担当へ
営業から事務所へ戻った僕に、社長が言いました。
「今日からホームページのブログを担当して」
現場では工具の名前が分かりませんでした。
営業では相づちの次に何を言えばよいか分かりませんでした。
しかし、文章なら少し書けます。
文学部を卒業してから8年間、ほとんど使われなかったものが、ようやく会社で使われることになりました。
「ブログ担当大臣ということですね」
社長は言いました。
「大臣ではない」
就任して数秒で、役職を否定されました。
椅子とパソコンと、少しの不安
ブログを書くための席が用意されました。
椅子。
パソコン。
マウス。
ノート。
仕事に必要そうな物は揃っています。
僕は尋ねました。
「権限は、どこにありますか?」
「ないよ」
ブログ担当にはなりましたが、会社を動かす権限はありません。
当然です。
現場も営業も動かせなかった人間に、会社を動かす権限を渡す理由がありません。
椅子とパソコンと、少しの不安を与えられました。
会社ブログには何を書けばいいのか
パソコンの画面には、真っ白なブログ投稿欄が表示されています。
リモート勤務の事務主任、きーたさんに聞きました。
「何を書けばいいですか?」
「まず一本、書いてみよか。会社のことやな」
会社のこと。
考えてみると、僕は株式会社ツヤヤカについて、まだ詳しく知りません。
現場に1か月いました。
できないことだけは分かりました。
営業にも1か月いました。
相づちだけでは商談にならないことが分かりました。
会社について知っていることを、ひとまず書き出しました。
工事ができます
リフォームができます
リノベーションができます
見積もりは無料です
会社の宣伝として大事そうなことは、全部書けた気がします。
初日のブログは完成しました。
ブログ開始2日目、書くことがありません
翌日。
再びパソコンの前に座りました。
画面は真っ白です。
昨日、会社の宣伝を全部書いた気がします。
工事ができる。
リフォームができる。
リノベーションができる。
見積もりは無料。
これ以上、何を書けばよいのでしょうか。
ブログ担当大臣に就任して、2日目で持ち札をすべて出し切りました。
書くことがありません。
きーたさんにブログのネタを相談する
困ったので、きーたさんへ相談しました。
「ブログって、何を書けばいいですか?」
きーたさんは、関西弁で優しく答えました。
「工事のこととか、日々のことやな」
その方向性は分かります。
もう少し具体的な答えが必要です。
「もう少し具体的には?」
「頑張りや」
優しい関西弁で返されました。
たぶん、きーたさんも仕事があります。
ブログ担当大臣のネタ探しまで担当しているわけではありません。
社長にも相談してみた
会社のトップなら、ブログで発信したいことがあるかもしれません。
社長のデスクへ行きました。
「社長。ブログって、何を書けばいいですか?」
社長はパソコンで仕事をしながら答えました。
「頑張れ」
きーたさんと同じ在庫が、会社のトップにもありました。
ブログのネタは増えませんでした。
僕への期待だけが増えました。
「頑張れ」は渡された側だけが重い
頑張れという言葉は便利です。
短い。
明るい。
大きく間違ってはいません。
しかし、具体的に何をすればよいかは、渡された側が考えなければなりません。
現場では、道具や材料がありました。
営業では、お客様の相談がありました。
ブログには、真っ白な画面があります。
自由です。
自由は、ときどき指示より重いです。
今日の格言です。
> 頑張れは、便利な言葉。渡された側だけが重い。
ネタ切れそのものをブログに書く
書くことがありません。
そこで、書くことがないことを書いています。
ブログのネタを先輩に相談したこと。
「頑張りや」と言われたこと。
社長にも相談したこと。
「頑張れ」と言われたこと。
何も解決していません。
しかし、一つの記事になりました。
会社ブログでは、大きなニュースだけを書く必要はないのかもしれません。
仕事の中で覚えたこと。
失敗したこと。
お客様からよく聞かれること。
現場で使う道具。
工事が終わるまでの流れ。
働いている人のこと。
日々の小さな出来事にも、会社を知ってもらう材料があります。
建設会社・リフォーム会社のブログネタ
僕のように会社ブログで書くことがなくなった場合は、次のようなテーマが考えられます。
施工事例
工事前と工事後の変化、施工した場所、使用した材料などを紹介します。
お客様が完成を想像しやすいテーマです。
工事の基礎知識
クロス張替え、CF・フロアタイル、設備交換、建具補修など、工事ごとの特徴を説明します。
専門用語を初めて聞く人にも分かる内容にします。
よくある質問
「見積もりには費用がかかるのか」
「工事中も部屋を使えるのか」
「どこまで直すべきか分からない」
お客様からよく聞かれる質問は、そのまま記事のテーマになります。
現場の道具や材料
メジャー、カッター、養生テープ、床材、クロスなどを紹介します。
僕には、学習にもなります。
スタッフ紹介
営業、事務、施工など、それぞれの担当者や仕事を紹介します。
会社の雰囲気が伝わりやすくなります。
失敗や学んだこと
専門用語を勘違いしたことや、仕事を通して覚えたことも記事になります。
僕の場合、この分野だけは在庫が豊富です。
会社ブログは誰のために書くのか
会社ブログは、検索順位のためだけに書くものではありません。
工事を頼もうとしている人が、会社について知るための記事です。
どんな工事ができるのか
どんな人が働いているのか
相談するとどう進むのか
専門用語を分かりやすく説明してくれるか
安心して依頼できそうか
このような疑問へ、少しずつ答えていく場所だと思います。
僕はまだ建築や内装工事の知識が十分ではありません。
分からないからこそ、初めて相談する人と近い目線で書けることもあるかもしれません。
分からないことは、分かる人に確認します。
会社には、ちゃんと分かる人がいます。
株式会社ツヤヤカについて
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クロス張替え
CFやフロアタイルなどの床施工
設備交換・修理
大工工事、建具補修
室内の原状回復工事
「どこを直せばよいか分からない」
「まず現地を見てほしい」
「費用を確認してから考えたい」
そのような段階でも、お気軽にご相談ください。
見積もりは無料です。
今日のとこじゅん
書くことがない日、書くことがないと書いたら一日が終わった。
ブログ担当大臣、2日目。
権限はありませんが、記事は一本増えました。


株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
入社1か月目で、室内工事の現場から戦力外通告を受けました。
会社をクビになったわけではありません。
次の配属先は営業です。
現場より安全そうだと思いました。
営業には、別の危険がありました。
会話です。
現場の次は、リフォーム営業へ
社長に言われました。
「今日から営業」
営業部のあーまさんが、同行してくれることになりました。
あーまさんは、よくしゃべります。
そして、よく褒めます。
「営業に来られた時点でもう偉いです!」
まだ何もしていません。
移動しただけで評価されました。
現場で工具を一つも正しく渡せなかった僕には、ありがたい部署かもしれないと思いました。
リフォーム営業は、まず困りごとを聞く
お客様との商談へ向かう途中、あーまさんが営業の基本を説明してくれました。
「まず、お客様が何に困っているか聞きます!」
リフォームや原状回復工事の相談では、単に「工事をしたい」という話だけでは足りません。
確認することがいくつもあります。
どの場所が気になっているのか
どのような不具合や傷みがあるのか
どんな状態に直したいのか
予算はどのくらいか
いつまでに工事を終えたいのか
入居中か、退去後の空室か
クロス、床、設備、建具など、どこまで工事が必要か
あーまさんは歩きながら、途切れず説明します。
僕はノートへ書きました。
覚えることが現場より多い。
営業には工具がありません。
その代わり、質問がたくさんあります。
商談用に三種類の相づちを準備した
僕は人と長く話すことが得意ではありません。
8年間のニート生活では、会話の機会が多くありませんでした。
そこで商談へ向かう前に、使えそうな言葉を三つ用意しました。
「はい」
「なるほど」
「そうなんですね」
この三つで、一日を乗り切るつもりでした。
あーまさんは言いました。
「準備してて偉いです!」
褒められました。
作戦が正しいとは言われませんでした。
一つ目の相づち「はい」
商談が始まりました。
お客様は、退去後の部屋をどこまで直すべきか迷っていました。
クロスの汚れ。
床の傷。
設備の状態。
予算とのバランス。
僕は真剣に聞きました。
「はい」
一つ目は成功です。
少なくとも、会話は止まりませんでした。
二つ目と三つ目も使った
お客様が続けます。
「床の傷も気になるんです」
「なるほど」
「予算も、できるだけ抑えたくて」
「そうなんですね」
三種類をすべて使いました。
ここまでは順調です。
用意した言葉がなくなったこと以外は。
「それで、どうしたらいいですか?」で止まる
お客様が僕を見て尋ねました。
「それで、どうしたらいいですか?」
必要なのは相づちではありません。
現場の状態を確認し、必要な工事を整理し、予算に合わせて提案することです。
しかし、僕は四つ目の言葉を用意していませんでした。
沈黙しました。
営業の人が「話を聞くことが大事」と言う意味を、少し間違えて理解していたようです。
聞くだけでは、商談は終わりません。
あーまさんが商談を立て直す
僕が止まった瞬間、あーまさんが話し始めました。
「まず現地を確認して、必要な工事を整理します!」
「ご予算に合わせて、お見積もりをご提案しますね!」
クロスを全部張り替える必要があるのか。
床の傷んだ部分だけで対応できるのか。
設備や建具に不具合がないか。
現地を確認したうえで工事内容を整理し、見積もりを出す。
お客様は安心した様子で言いました。
「お願いします」
これが営業です。
僕が三種類の相づちを使っている間に、あーまさんはお客様が次に必要とする情報まで考えていました。
沈黙まで褒められた
商談を終えたあと、あーまさんは僕に言いました。
「黙って聞けて偉いです!」
沈黙まで褒められました。
あーまさんは叱りません。
息をしていても褒めてくれます。
何も言えなかった僕の行動にも、よい部分を見つけました。
営業として役に立ったかどうかは、別の話です。
入社2か月目、営業からも戦力外
事務所へ戻ると、社長に呼ばれました。
「とこじゅん。明日から営業じゃなくていいよ」
聞き覚えのある言葉です。
「また戦力外ですか?」
「次はホームページのブログ」
現場に捨てられ、営業に拾われず、ブログに流れ着きました。
あーまさんは最後まで褒めてくれました。
「2か月も営業にいて偉いです!」
営業にいた期間として数えると、約1か月です。
入社してからの全部を褒めてくれたのだと思います。
相づちだけでは営業にならない
相づちは、相手が話しやすくなるために大切です。
うなずく。
話を遮らない。
相手の言葉を受け止める。
これは営業でも必要なことです。
しかし、相づちだけで商談を終えることはできません。
リフォームや原状回復工事の営業では、聞いた内容を次の行動へつなげる必要があります。
1. 困りごとを聞く
2. 現場や対象箇所を確認する
3. 必要な工事を整理する
4. 予算や希望時期を確認する
5. 見積もりや施工方法を提案する
6. お客様の疑問や不安へ答える
「はい」と言ったあとに何をするか。
そこからが営業でした。
営業未経験者が同行で見るべきポイント
未経験で営業同行へ行く場合、話し方だけでなく、先輩がどこを確認しているかを見ることが大切です。
最初にどんな質問をするか
お客様の言葉をどう整理するか
写真や図面のどこを見るか
工事担当へ何を確認するか
その場で答えられない内容をどう持ち帰るか
見積もりまでの流れをどう説明するか
お客様が不安そうな点をどう見つけるか
全部を一度にできる必要はありません。
まずは会話を聞き、メモを取り、分からないことを同行した先輩へ確認する。
僕はメモを取りました。
相づちだけを書きました。
用途が少し違いました。
ブログ担当大臣へ
現場も営業も向いていなかった僕に、残された仕事がホームページのブログでした。
文章を書く仕事です。
文学部を卒業してから、8年間ほとんど使われなかったものが、ようやく会社で使われることになりました。
役職は「ブログ担当大臣」です。
自分で名乗っています。
権限はありません。
椅子とパソコンと、少しの不安があります。
株式会社ツヤヤカについて
株式会社ツヤヤカでは、住宅、賃貸物件、店舗、事務所などのリフォーム、リノベーション、原状回復工事をご相談いただけます。
「床の傷が気になる」
「壁紙をどこまで張り替えるべきか分からない」
「設備や建具も一緒に確認してほしい」
「予算に合わせて工事内容を考えたい」
まだ工事内容が決まっていない段階でも、まずはお困りの点をお聞かせください。
現地の状況を確認し、必要な工事を整理したうえでお見積もりをご提案します。
見積もりは無料です。
今日のとこじゅん
相づちは営業ではない。だが沈黙よりは少し明るい。
次の仕事はブログです。
今度は黙っていると、何も公開されません。


株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
8年間のニート生活を経て、株式会社ツヤヤカに採用されました。
履歴書と職務経歴書を忘れた面接は、およそ3分で終了。
そして入社1か月目、僕は現場へ入ることになりました。
ここでいう現場は、クレーンや鉄骨が並ぶ大規模な建築現場ではありません。
主に住宅や賃貸物件などの室内で行う、内装仕上げ、設備交換、大工・建具の補修、原状回復工事の現場です。
屋内だから安心だと思いました。
屋内にも、僕にできない仕事はたくさんありました。
ツヤヤカの室内現場では何をするのか
現場へ着いて、施工部長のたーなさんに今日の作業を聞きました。
「クロスと床。設備の交換と、建具の補修もある」
一つの部屋でも、工事の内容は一つではありません。
例えば、原状回復やリフォームの室内現場には次のような作業があります。
古い壁紙を剥がし、新しいクロスへ張り替える
CFやフロアタイルなどの床材を施工する
巾木や見切り材を取り付ける
蛇口や水栓、照明などの設備を交換する
ドア、枠、建具の動きや傷を補修する
作業前に床や壁を養生する
寸法を測り、必要な材料を準備する
施工後に片付けと清掃を行う
文章にすると順番のある仕事に見えます。
実際の現場では、複数の作業が同時に進みます。
僕の頭は、最初の説明でほぼ満員になりました。
クロスと床材は、見た目より重い
最初の仕事は、材料を室内へ運ぶことでした。
たーなさんは、クロスのロールと床材の箱をまとめて運びます。
僕は小さなロールを一つ持ちました。
足が震えました。
「同じ人間とは思えない」
現場の人は、ただ力が強いだけではありません。
材料を傷めない持ち方、狭い通路の通り方、どこへ置けば次の作業がしやすいかまで考えて動いています。
僕は落とさないことで精いっぱいでした。
同じ材料を持っていても、見えている仕事が違います。
「青いカッター取って」で止まる
室内の内装工事では、多くの工具を使います。
カッター、地ベラ、ローラー、定規、メジャー、コーキングガン、ドライバー、レンチ。
作業内容によって、形や大きさの違う道具が並びます。
たーなさんに言われました。
「とこじゅん、青いカッター取って」
床を見ると、青い物がいくつもあります。
「青い……?」
「右の細いやつ」
右側にも細い物が複数あります。
現場の人には一つに見える指示が、僕には選択問題に見えました。
しかも、選択肢が多いわりに正解しても点数は入りません。
メジャーは伸ばすより、戻すほうが怖い
次に、室内の壁や床の寸法を測りました。
メジャーは知っています。
伸ばして、数字を読む道具です。
問題は、伸ばしたあとでした。
手を緩めると、金属のテープが勢いよく戻ります。
「バチン!」
「メジャー、戻るの速すぎません?」
たーなさんは落ち着いて言いました。
「手、離すなよ」
正しい答えです。
しかし僕の手は、驚くと本人の許可なく離れます。
「養生しといて」を休憩の指示だと思った
工事の前には、作業する場所以外を傷つけたり汚したりしないよう保護します。
床へシートを敷く。
テープで固定する。
壁、建具、設備など必要な部分を覆う。
これを「養生」と呼びます。
当時の僕は知りませんでした。
たーなさんに言われました。
「次、養生しといて」
僕は毛布をかぶり、お茶を持ちました。
「はい。体を大事にします」
「床の話だ」
会社が僕の健康を気遣ってくれたわけではありませんでした。
守る対象は床でした。
1か月で上達したのは、邪魔をしないこと
クロスが張り替えられ、床材が施工され、設備や建具が整っていきます。
たーなさんは、次に必要な作業を判断しながら動きます。
僕は工具の名前を覚えようと、ノートを持って現場の端に立っていました。
入社から1か月。
少しだけ上達しました。
人が通る場所に立たない。
材料を置く場所をふさがない。
分からないまま工具を触らない。
邪魔をしないことだけ、上手になりました。
現場から戦力外、次は営業へ
ある日、事務所へ呼ばれました。
デスクの向こうには、怖い顔の社長が座っています。
その隣には、施工部長のたーなさんが立っていました。
口元は笑っています。
こめかみには、はっきりと怒りの四つ角マークが浮かんでいました。
笑顔と怒りは、同時に存在できるようです。
この1か月、たーなさんは怒鳴らず、工具の名前も、メジャーの使い方も、養生の意味も教えてくれました。
たぶん最後まで、アンガーマネジメントを実践していたのだと思います。
マークだけは、管理しきれなかったようです。
「とこじゅん。明日から現場じゃなくていいよ」
ついに来ました。
「クビですか?」
「現場だけね。次は営業」
会社をクビになったわけではありません。
現場から営業への配置転換でした。
たーなさんは笑顔のまま、何も言いませんでした。
何も言わないことが、いちばん優しい場面もあります。
入社1か月。
安全だけは確保されました。
未経験から内装工事を覚えるには
僕は1か月で現場を離れましたが、未経験だから内装工事ができないという話ではありません。
実際には、現場で基本を教わりながら経験を重ね、職人として技術を身につけていく人がいます。
未経験から始める場合は、次のような姿勢が大切だと思います。
工具や材料の名前を少しずつ覚える
分からない指示は、勝手に判断せず聞き直す
安全に関する決まりを守る
養生や片付けを軽く考えない
作業の速さより、最初は正確さを意識する
先輩の動きと材料の置き方を見る
同じ失敗を繰り返さないようメモする
僕はメモをしました。
メモをした場所を忘れました。
職人への道は、工具より先に記憶力が必要だったのかもしれません。
室内工事は、仕上がりをつくる仕事
クロス、床、設備、建具。
室内の工事は、生活する人が毎日目にし、触れる場所を整える仕事です。
壁紙がきれいになる。
床が歩きやすくなる。
扉がスムーズに動く。
水まわりや照明が使えるようになる。
一つひとつは部屋の一部分ですが、それらが揃って初めて安心して使える空間になります。
僕にはうまくできませんでした。
だからこそ、できる人のすごさが少し分かりました。
次回、営業でも戦力外通告
現場を離れた僕の次の配属先は営業でした。
営業同行で僕が用意したものは、提案力ではありません。
「はい」
「なるほど」
「そうなんですね」
三種類の相づちです。
これで一日を乗り切ろうとしました。
乗り切れませんでした。
株式会社ツヤヤカについて
株式会社ツヤヤカでは、住宅、賃貸物件、店舗、事務所などの室内工事をご相談いただけます。
クロス張替え
CF・フロアタイルなどの床施工
設備の交換・修理
大工工事、建具補修
原状回復工事
リフォーム、リノベーション
「壁紙や床が古くなった」
「扉や設備の調子が悪い」
「退去後の部屋をまとめて直したい」
「どこまで工事が必要か分からない」
そのような段階でも、お気軽にご相談ください。
見積もりは無料です。
今日のとこじゅん
現場から外れた日、僕の安全性だけが向上した。
次は営業です。
安全靴は脱げましたが、安心はまだできません。

株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
8年間のニート生活を終え、久しぶりの就職面接へ向かいました。
会社へ着いたところで、履歴書と職務経歴書を忘れたことに気づきました。
帰る理由はできました。
しかし、結局帰れませんでした。
面接室にいた社長の顔が怖すぎる
株式会社ツヤヤカの面接室へ入ると、社長がデスクの向こうに座っていました。
黒い坊主頭。
濃いひげ。
剃られた眉毛。
何もしていないのに、すでに取り調べを受けているような気持ちになりました。
「怖すぎでしょ。この人、前科何犯?」
もちろん、これは僕が心の中で勝手に考えただけです。
社長はとても丁寧に言いました。
「本日はお越しいただきありがとうございます。どうぞ、お座りください」
言葉は社会人でした。
顔だけが、まだこちらを試していました。
「履歴書と職務経歴書は?」と聞かれる
椅子に座ると、すぐに必要書類の確認が始まりました。
「履歴書と職務経歴書は?」
逃げ道はありません。
僕は正直に答えました。
「忘れました」
8年間ニートをしていた人間が、久しぶりの面接で履歴書を忘れる。
社会復帰としては、かなり不安な立ち上がりです。
普通なら、ここで面接が終わってもおかしくありません。
社長は少し考えました。
「忘れた……まぁ、いいか。履歴書を持ってこない人も多いし」
よくはないと思います。
しかし、その日はよいことになりました。
履歴書なしの面接で、突然の採用
社長は僕を見て言いました。
「よし、採用」
まだ自己紹介も十分にしていません。
志望動機も、自己PRも、8年間の空白期間についての説明もしていません。
「え、もうですか。採用ですか?」
社長の答えは単純でした。
「一度働いてみないと、お互い分からないでしょ」
正論です。
そして、8年間働いていなかった僕には強すぎる正論でした。
いつから働けるか聞かれた
採用が決まると、社長はノートパソコンの予定表を開きました。
「いつから来れますか?」
僕はニートです。
予定には、かなり余裕があります。
「いつでも。でしたら一週間後とかは……」
「はい」
こうして出勤日が決まりました。
履歴書より先でした。
8年ニートの面接は3分で終わった
面接のために何を話すか、いろいろ考えていました。
8年間何をしていたのか
なぜ今になって働こうと思ったのか
建築業界を選んだ理由
自分に何ができるのか
長く働けるのか
ほとんど聞かれませんでした。
履歴書を忘れたことを伝え、働ける日を答えたら、面接は終わりました。
8年ニート。
面接3分で終了。
会社へ向かうまでの時間のほうが長かったです。
履歴書を忘れたときは正直に伝える
今回は採用されましたが、履歴書や職務経歴書を忘れても問題ない、という意味ではありません。
面接で必要な書類を忘れた場合は、気づいた時点で採用担当者へ連絡し、正直に謝ることが大切です。
状況に応じて、次のような対応が考えられます。
家へ取りに戻れるか確認する
コンビニなどで印刷する
データをメールで送れるか相談する
面接後または後日に提出できるか聞く
忘れたことをごまかさず謝罪する
会社や職種によって対応は異なります。
僕のように、全員が3分で採用されるわけではありません。
むしろ、されないと思います。
空白期間があっても、働いてみないと分からない
8年間仕事をしていなかった僕にとって、就職活動は怖いものでした。
空白期間をどう説明するか。
経験がないことをどう補うか。
会社に受け入れてもらえるのか。
考え始めると、不安はいくらでも増えます。
しかし社長は、「一度働いてみないと、お互い分からない」と言いました。
書類だけでは分からないことがあります。
話すだけでは分からないこともあります。
実際に働いてみて、できることとできないことを知っていく。
株式会社ツヤヤカでの僕の社会復帰は、そこから始まりました。
できないことは、かなり早く見つかりました。
次回、入社1か月で現場から戦力外通告
採用された僕が最初に配属されたのは、建築の現場でした。
朝は早い。
荷物は重い。
工具の名前は分からない。
職人さんが「それ取って」と言っても、僕には全部が「それ」に見えます。
そして入社1か月目。
僕は現場から戦力外通告を受けました。
採用は3分。
戦力外の判断には1か月かかりました。
会社は慎重です。
株式会社ツヤヤカについて
株式会社ツヤヤカでは、住宅、店舗、事務所などのリフォーム、リノベーション、原状回復工事をはじめ、各種工事のご相談を受け付けています。
営業、事務、施工を担当するスタッフが連携し、ご相談から見積もり、施工、その後の対応まで進めています。
「古くなった場所を直したい」
「使いにくい空間を変えたい」
「どのくらい費用がかかるか知りたい」
まだ内容が具体的に決まっていない段階でも、お気軽にご相談ください。
見積もりは無料です。
今日のとこじゅん
履歴書より先に、出勤日が決まった。
社会復帰は、準備が整ってから始まるとは限らないようです。

株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
文学部を卒業したあと、僕は8年間ニートをしていました。
そして今回、久しぶりに社会へ戻ることになりました。
最初の関門は、株式会社ツヤヤカの採用面接です。
久しぶりの社会復帰は、会社に着く前から怖い
面接当日。
株式会社ツヤヤカへ向かって歩きながら、僕の頭の中には不安ばかりが浮かんでいました。
「このまま帰りたいな……」
8年間も仕事から離れていると、会社へ向かって歩くだけでも大きな仕事に感じます。
まだ働いていません。
面接にも着いていません。
それでも、気持ちだけはすでに退勤を求めていました。
建築業界は怖いところだと思っていた
僕が面接を受けるのは、リフォームやリノベーション、原状回復工事などを行う建築会社です。
当時の僕が建築業界に持っていた印象は、かなり偏っていました。
ブラック企業が多そう
パワハラがありそう
セクハラもありそう
現場は怖い人ばかりいそう
重い物を運べないと怒られそう
もちろん、これは面接前の僕が勝手に膨らませていた想像です。
まだ会社の人とは、ほとんど話していません。
何も起きていないのに、頭の中ではすでに何度か怒られていました。
ニート生活で鍛えられたのは体力ではなく、悪い未来を想像する力だったようです。
「しかも現場なんて」と考えて顔が真っ青に
建築会社で働くなら、現場へ行くこともあるかもしれません。
足場、工具、重い資材、大きな音、朝の早い仕事。
現場で働いた経験のない僕には、どれも強そうに見えました。
会社が近づくほど、不安は大きくなります。
「しかも現場なんて……」
まだ現場を見てもいないのに、顔は真っ青です。
この時点では、自分が入社1か月目に現場から戦力外通告を受けることを知りません。
未来の僕から見れば、この不安は完全な間違いではありませんでした。
会社の前で、履歴書と職務経歴書を忘れたことに気づく
どうにか株式会社ツヤヤカの前まで到着しました。
ここまで来れば、あとは面接を受けるだけです。
念のため鞄の中を確認しました。
空でした。
履歴書がありません。
職務経歴書もありません。
面接に必要そうな書類だけを、きれいに忘れてきました。
8年間ニートだったので、職務経歴書に何を書くのかという問題はあります。
しかし、持ってこなければ、その問題を考える必要すらありません。
帰る理由ができました。
履歴書を忘れたら面接は受けられない?
一般的には、企業から履歴書や職務経歴書を持参するよう指定されている場合、忘れたことに気づいた時点で採用担当者へ連絡し、正直に謝るのがよいと思います。
時間に余裕があれば取りに戻る、コンビニなどで印刷する、後日提出できるか相談する、といった対応も考えられます。
大切なのは、忘れたことをごまかさないことです。
僕の場合は、帰ろうとしました。
社会復帰には、もう少し練習が必要だったようです。
それでも面接は始まる
会社の目の前まで来たのに、このまま帰るのか。
履歴書も職務経歴書もない状態で、中へ入るのか。
どちらを選んでも怖い状況です。
結局、僕は帰れませんでした。
そして社内で待っていたのは、想像していた建築現場よりも怖い顔をした社長でした。
次回、「面接」。
履歴書を持っていない8年ニートが、なぜか3分で採用されます。
株式会社ツヤヤカについて
株式会社ツヤヤカでは、住宅、店舗、事務所などのリフォーム、リノベーション、原状回復工事をはじめ、各種工事のご相談を受け付けています。
「どこに頼めばよいか分からない」
「まず費用だけ知りたい」
「古くなった場所を見てもらいたい」
そのような段階でも、お気軽にご相談ください。
見積もりは無料です。
今日のとこじゅん
面接へ行く勇気は持った。履歴書は持たなかった。
社会復帰への道は、会社に着く前から少し曲がっていました。

株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
ブログが二十回まで来ました。
現場は一か月で戦力外通告。
営業も一か月で戦力外通告。
そんな僕が、ブログだけは二十回まで来ました。
これは快挙なのか。
それとも、まだ誰も止め方を決めていないだけなのか。
分かりません。
ただ、せっかく二十回まで来たので、
今回は床ずれの潤、通称とこじゅんに20の質問をしてみようと思います。
質問するのも僕。
答えるのも僕です。
一人でやるには少し寂しい企画ですが、
文学部卒なので自問自答には慣れています。
それでは、いきます。
Q1. 名前を教えてください。
A. 床ずれの潤です。
通称、とこじゅんです。
Q2. 所属はどこですか。
A. 株式会社ツヤヤカです。
現在はブログ担当大臣です。
Q3. ブログ担当大臣とは何ですか。
A. よく分かりません。
大臣と名乗っていますが、権限はありません。
椅子とパソコンと、少しの不安があります。
Q4. 経歴を教えてください。
A. 文学部を卒業しました。
その後、八年間ニートをしていました。
友達のつてで株式会社ツヤヤカにこっそり入社しました。
Q5. 現場経験はありますか。
A. 一か月だけあります。
そして戦力外通告を受けました。
Q6. 営業経験はありますか。
A. 一か月だけあります。
相づちだけで一日を乗り切ろうとして、こちらも戦力外通告を受けました。
Q7. 今は何をしていますか。
A. ブログを書いています。
会社の宣伝をしているつもりです。
たまに自分の生存確認にもなっています。
Q8. 得意なことは何ですか。
A. 分からないことを分からないまま書くことです。
あと、できる人を見て「すごい」と思うことです。
Q9. 苦手なことは何ですか。
A. 現場。
営業。
電話。
段取り。
強い言葉。
メジャーの戻る速さ。
Q10. 好きな道具はありますか。
A. ノートです。
静かなので。
Q11. 怖い道具はありますか。
A. メジャーです。
伸びるのはいいのですが、戻り方に情緒がありません。
Q12. 株式会社ツヤヤカは何ができますか。
A. 工事できます。
リフォームできます。
リノベーションできます。
見積もり無料です。
ここは大事なので、急にちゃんと言います。
Q13. とこじゅんから見て、株式会社ツヤヤカのすごいところは何ですか。
A. できる人がいるところです。
僕はできませんでした。
でも、できる人を見ることはできました。
Q14. ブログを書くときに気をつけていることはありますか。
A. 会社を宣伝すること。
人を悪く言わないこと。
自分の弱さでなんとか笑いを取ること。
Q15. プライベートはどんな感じですか。
A. 本と紙袋とレシートが少し多い部屋で暮らしています。
少し、という言葉に甘えています。
Q16. 文学部卒らしいところはありますか。
A. 何でもないことを、少し大げさに言葉にしてしまうところです。
Q17. 好きな言葉はありますか。
A. 見積もり無料です。
会社の宣伝としても強いですし、
僕の人生にも無料で見積もってくれる人がいたらよかったなと思います。
Q18. 今後の目標はありますか。
A. ブログ担当として、もう少し会社の役に立つことです。
あと、メジャーに怯えないことです。
Q19. 応援してほしいですか。
A. はい。
できれば静かにお願いします。
大きな期待は、肩にきます。
Q20. 最後に一言お願いします。
A. 株式会社ツヤヤカでは、
リフォーム、リノベーション、各種工事のご相談を受けています。
家のこと。
店舗のこと。
事務所のこと。
どこに相談すればいいか分からないこと。
そんなときは、ぜひお気軽にご相談ください。
見積もりは無料です。
今日の格言です。
二十回続けば、少しは居場所に見えてくる。
二十の問いに
答えてみれば
われの輪郭
まだ薄い

株式会社ツヤヤカの床ずれの潤、通称とこじゅんです。
家でスマホを充電しようとして、
コンセントが遠いことに気づきました。
延長コードを伸ばせばいい。
そう思って伸ばしたら、
今度は足に引っかかります。
便利なはずのものが、
場所によって不便になる。
現場にいたころも、
コンセントの位置や使いやすさの話を聞いたことがあります。
住む人、働く人の動きに合わせる。
それが大事だそうです。
今日の格言です。
届かない場所にある便利は、不便と呼ばれる。
株式会社ツヤヤカでは、
使いやすい空間づくり、リフォーム、リノベーションのご相談を受けています。
動線や使い勝手で困っている場所があれば、
ぜひご相談ください。
見積もりは無料です。
届かぬ先に
便利があれば
コード伸ばして
足を取る