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仕事は終わっているのに報告できない|気を使った結果、1時間待たせた話

株式会社ツヤヤカの床すれすれの民、通称とこじゅんです。

8年間のニート生活を終え、会社員として社会復帰しました。

会社では、仕事が終わっただけでは終わりにならないことがあります。

終わったことを報告して、初めて次の仕事へ進めます。

今なら分かります。

そのときの僕は、入力を終えた時点で安心していました。

入力が終わったら教えて

ある日、しゃちょーから一覧表の入力を頼まれました。

「この一覧、入力が終わったら教えて」

「はい」

内容は難しくありませんでした。

紙の一覧を確認しながら、必要な情報をパソコンへ入力していきます。

入力漏れがないか確認し、数字や文字も見直しました。

作業は無事に完了しました。

ここまでは問題ありません。

問題は、そのあとでした。

忙しそうで話しかけられない

入力を終えた僕は、しゃちょーのほうを見ました。

しゃちょーは、怖い顔でパソコンに集中しています。

眉毛は剃っています。

黒い坊主頭に濃いひげ。

ただ仕事をしているだけなのに、近づいてはいけない空気があります。

「終わったけど……」

「忙しそうで、話しかけるタイミングがない」

作業の邪魔をしてはいけないと思いました。

少し待てば、手が空くかもしれません。

そう考えて待ちました。

5分。

10分。

まだ忙しそうです。

待っているうちに、今さら声をかけるほうが不自然な気もしてきました。

そのまま、1時間が経過しました。

「まだ終わらない?」

しゃちょーがパソコンから顔を上げました。

「まだ終わらない?」

僕は、すぐに答えました。

「いえ、終わってます。忙しそうだったので……」

しゃちょーの動きが止まりました。

「終わったら教えてって言っただろ」

そのとおりです。

入力することだけが仕事ではありませんでした。

入力を終えたと伝えるところまでが、頼まれた仕事でした。

気を使ったつもりで、1時間待たせてしまいました。

報告しない気遣いは、ただの未報告だった

相手が忙しそうなとき、話しかけるのをためらうことがあります。

特に入社したばかりのころは、声をかけるタイミングが分かりません。

集中している人を邪魔したくない。

こんなことを報告してよいのか分からない。

少し待ったほうがよい気がする。

どれも相手を気遣っているように見えます。

しかし、相手が報告を待っている場合、その気遣いは逆効果になります。

完了報告がなければ、上司や先輩は作業が続いていると判断します。

次の仕事を頼むことも、内容を確認することもできません。

僕が黙っていた1時間、しゃちょーは入力が終わるのを待っていました。

報告しない気遣いは、ただの未報告でした。

仕事の完了報告は短くていい

完了報告は、長い説明でなくても伝えられます。

例えば、次のような一言です。

「先ほどの入力、完了しました」
「一覧表の入力が終わりました。確認をお願いします」
「作業が終わりました。次にすることはありますか」
「お手すきのときに確認をお願いします」

相手が電話中や来客対応中であれば、すぐに割り込む必要はありません。

少し待つ、チャットで伝える、メモを残すなど、状況に合わせた方法があります。

大切なのは、黙ったままにしないことです。

緊急ではない報告なら、最初に「お手すきのときで大丈夫です」と添えることもできます。

相手の仕事を止めずに、必要な情報を伝えられます。

建設業でも完了報告は大切

建設業や内装工事では、一つの作業が終わると次の工程が始まります。

床、壁、天井、建具、設備など、複数の作業が関係する現場では、完了報告が次の人の判断材料になります。

作業がどこまで終わったか
確認が必要な場所はあるか
追加作業や手直しがあるか
次の工程へ進んでも問題ないか
資材や道具の片付けが完了したか

作業そのものが終わっていても、周囲が知らなければ次へ進めません。

事務所でも現場でも、「終わりました」の一言には意味があります。

報告によって、仕事の区切りが共有されます。

株式会社ツヤヤカについて

株式会社ツヤヤカでは、住宅、賃貸物件、店舗、事務所などのリフォーム・リノベーション・原状回復工事に対応しています。

内装仕上げ、床工事、設備、建具、大工工事など、主に建物の室内に関わる工事をご相談いただけます。

工事の進み具合や確認事項を共有しながら、必要な作業を一つずつ進めます。

室内のお困りごとや修繕について、まずはお気軽にお問い合わせください。

今日のとこじゅん

作業は終わっていた。
報告だけが、1時間終わらなかった。

しゃちょーは、怒鳴りませんでした。

「終わったら教えてって言っただろ」

正しい指摘です。

次からは、作業が終わったら報告します。

忙しそうでも報告します。

怖い顔でも報告します。

できれば、少し離れた場所から報告します。